第9話:保存先の容量を大幅に縮小! 重複排除圧縮機能

今回は、ActiveImage Protector -RE の基本機能のひとつ、【 重複排除圧縮機能 】についてご紹介いたします。

重複排除圧縮機能とは?

重複排除圧縮機能は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能です。
保存先に専用のエージェントをインストールすることなく、ボリュームやディスクのバックアップ時に、インラインで重複排除圧縮したバックアップイメージファイルを作成することが可能です。

重複排除圧縮機能を使用すれば、バックアップイメージファイルの圧縮率は劇的に高くなり、保存先の消費容量を大幅に節約できます。
重複データが大量にある仮想環境や、アップデートを長期間繰り返してきた環境であれば、特に効果を発揮します。

また、重複排除圧縮使用時でもバックアップ速度は従来から大きく変わることはありません。(開発元実測値:11.7TBのデータで約27時間)

そのため、別途ソフトウェアを購入したり、重複排除機能を搭載した高価なストレージを用意したりする必要はなく、特別な設定や操作も不要です。

  1. ※ 重複排除圧縮機能はActiveImage Protector -RE の基本機能です。

重複排除圧縮機能が特に有効なエディション

ActiveImage Protector -RE の中で、特に重複排除圧縮機能が有効な2つのエディションをご紹介します。

ActiveImage Protector 2018-RE for Hyper-V Enterprise

Hyper-Vホスト全体と仮想マシンすべての保護を可能とするエディション。
重複データが大量にある仮想環境であるため、特に威力を発揮します。

ActiveImage Deploy USB -RE

USBメモリのみでクローニング可能なキッティングツール。USBメモリにバックアップイメージファイルを保存するため、ファイルサイズを可能な限り縮小できる重複排除圧縮は重要な機能となっています。

実測!重複排除圧縮と通常圧縮による速度とファイルサイズの比較

次の2つの環境にて、重複排除圧縮と通常圧縮によるバックアップの処理速度とバックアップイメージファイルサイズを比較してみました。

ActiveImage Protector 2018-RE for Hyper-V Enterprise

ActiveImage Protector 2018-RE for Hyper-V Enterprise(ビルド 5.1.1.5055)
OS Windows Server 2012 R2 Datacenter ディスク構成 PERC H710 Adapter / RAID6
CPU Intel Xeon ES-1410 2.80GHz ディスクサイズ 1.82TB
メモリ 16GB 使用済み 284.2 GB
圧縮設定 使用済み容量サイズ イメージサイズ 圧縮率 バックアップ時間
重複排除圧縮 284.2GB 102GB 35.89% 48分54秒
通常 284.2GB 203GB 71.43% 59分57秒

ActiveImage Deploy USB -RE

ActiveImage Deploy USB -RE
OS Windows 10 Enterprise バージョン 1803(64bit) ディスク構成 SSD
CPU Intel Core i5-4300M 2.60GHz ディスクサイズ 233 GB
メモリ 8GB 使用済み 79.4 GB
圧縮設定 使用済み容量サイズ イメージサイズ 圧縮率 バックアップ時間
重複排除圧縮 79.4GB 37.6GB 47.36% 25分9秒
通常 79.4GB 53.8GB 67.76% 29分41秒

まとめ

ActiveImage Protector -RE の標準機能の1つである【 重複排除圧縮機能 】

保存先に専用のエージェントをインストールすることなく、バックアップ時に重複排除圧縮したバックアップイメージファイルを作成することができ、『ActiveImage Protector 2018-RE for Hyper-V Enterprise』と『ActiveImage Deploy USB -RE』では、とくに威力を発揮します。
環境により作成されるバックアップイメージファイルのサイズや処理時間は異なりますが、重複排除圧縮を使用すれば、大幅に保存先の容量を縮小でき、かつバックアップ速度は通常とほぼ変わりませんので、仮想化環境やUSBメモリのみでクローニング作業を行う場合は、ぜひご活用ください!

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