提案するバックアップツールの刷新でシステム復旧の大幅な短縮を実現
ActiveImage Protector -RE 採用で顧客に安心なサービスを提供


名称 | 日本流通ソフト株式会社 |
所在地 | 東京都墨田区緑1-14-4 両国TYビル6F |
設立 | 1996年10月14日 |
事業内容 |
福祉経営・コンサルティング ソフトウェア販売 ハードウェア 運用保守 |
URL | https://www.jcsoft.co.jp/ |
福祉・介護分野に特化した各種システムやサービスを提供している日本流通ソフト。同社は、顧客のデータバックアップに競合他社のバックアップツールを提案していたが、使い勝手やサポートの面で問題を抱えていた。そこで提案の切り替えを決断し、ラネクシーのイメージバックアップツール「ActiveImage P rotector- RE」を採用。これにより、従来は半日~丸1日を要していたシステム復旧を、数十分から数時間へと大幅に短縮。さらには、サーバー入替時のマイグレーションにも活用するなど、さまざまなシーンで重宝されている。
日本流通ソフト株式会社の導入前の課題と導入後の効果
ActiveImage Protector -RE 採用で復旧作業が数十分に短縮。オンプレミス/クラウドなど環境を選ばず利用でき、コスト削減や作業効率化などの効果も。
社会福祉法人において重要度を増すデータの管理
データ復旧で使用するバックアップツールに課題
1996年の設立以来、ビジネスを福祉・介護分野に特化し、経営コンサルティングから介護請求、給付管理、ケアプラン作成、介護記録、財務会計、給与管理まで、幅広くシステムやサービスを展開してきた日本流通ソフト。主な製品としては、社会福祉法人向け「E式考課・昇給管理システム」、福祉業務支援ソフトでトップシェアを誇る「ほのぼのシリーズ」などがあり、さらには福祉・介護ソフトを運用するためのサーバーや端末、ネットワーク構築のほか、セキュリティ対策やバックアップまで、トータルにサービスを提供している。代表取締役の小池昌弘氏は同社の近況について「深刻化する人手不足への対応に加え、業務の効率化やサービス品質の向上を図るため、ICTを活用した紙ベースのアナログな業務の電子化、さまざまなかたちでの情報共有の推進、センサーやロボットを活用した業務支援等、いわゆる介護DXに取り組む機会が増えています」と説明する。
昨今、社会福祉法人の経営において重要な意味を持つようになったのが、各法人の持つデータの管理だ。社会福祉法人におけるデータの保管期間は種類によって異なるが、基本的には10年間の保管が求められる。また、介護サービスの提供記録については、原則として「サービスが完結した日から2年間」の保管が法令で定められており、自治体によっては5年を指定しているところもある。「このうち、介護給付費の請求や給付費明細書などの書類は5年間の保管が義務づけられており、監査や調査の際にはすぐに提出できるよう適切に保管しておくことが求められています。仮にこれを怠って自治体などの監査で不備を指摘された場合、返還請求や行政処分の対象になることもあり得ます」(小池氏)
なお福祉・介護分野の現場では、操作ミスなどが原因で、こうした重要なデータを紛失してしまうケースが少なくないという。これは、PCなどの端末を複数の人間が共同で使用していることが多いためで、時には重要なデータの保管場所になっているフォルダを丸ごと消去してしまうようなケースもあるとのことだ。「こうしたトラブルがあると、私たちがお客様の元に伺ってデータ復旧のサポートを行うのですが、それまで使っていたバックアップツールには、使い勝手やサポートという点で問題がありました」(小池氏)
既存のバックアップツールには機能やサポートの面に課題
顧客に安心したサービスを提供するため乗り換えを検討

日本流通ソフト株式会社
代表取締役
小池 昌弘 氏
日本流通ソフトが以前に使っていたバックアップツールは、システム復元に時間がかかる上、バックアップ時のエラー発生など機能面に問題を抱えていたため、顧客に安心して薦められるものではなかったという。「既存のツールは、データやシステムを復元する際に半日から丸一日かかっていました。データがなければお客様は業務ができませんので、それだけ大きな影響を与えてしまいます。また、時にはバックアップが取れていなかったり、取れていても完全には復旧できなかったりすることもありました」(小池氏)加えて、サポート面にも難があった。「特に、われわれ販売パートナーに対するサポートが問題で、レスポンスが遅かったり、担当者から納得できる説明がなかったりするケースもありました。これではお客様に安心してサービスを提供できないと考え、製品の乗り換えを検討することにしたのです」
(小池氏)
障害が起きても簡単・迅速に復旧可能に
サーバー入替時のマイグレーションにも活用
2018年、同社は新たなバックアップツールについて検討を開始。情報収集を進めていく中で、ラネクシーの提供するイメージバックアップツール「ActiveImage Protector -RE」の存在を知った。「そこでさっそくラネクシーに問い合わせ、データやシステムの復元が確実に行えるか実環境でテストしてみました。結果、既存のツールと比べて復元が確実でありながら非常に高速であること、日本製でインターフェースが使いやすいことが分かりました。そして何より、サポートがしっかりしている点が大きかったですね。詳細な部分まで踏み込んで的確にアドバイスいただけるなど、迅速かつ丁寧な対応を高く評価し、採用を決めました」(小池氏)

日本流通ソフト株式会社
松井 裕行 氏
日本流通ソフトでは、5年ごとに行われるサーバーの入れ替えに合わせてActiveImageProtector -REをバンドルし提供することが多いという。「これまで150件近くのActiveImage Protector -REをお客様に導入してきました。当社のお客様の多くはオンプレミス環境で運用を行っており、複数の仮想サーバーを立てています。ActiveImage Protector -REは、物理環境と仮想環境の両方で使用でき、システム/アプリケーション/データ全てを丸ごとバックアップし、イメージファイルとして保存しますので、障害が起きた際の復旧もとても簡単です。時間的にも、従来の製品では半日から1日を要していたものが、数十分から数時間程度で復旧できますので、大幅な時間短縮が実現しています」(小池氏)OSに障害が発生してシステムを立ち上げられない場合でも、ActiveImage Protector-REは、別の物理マシンや仮想マシンに復元することが可能。ファイル・フォルダ単位での復元も容易だ。さらに、最新版では、Recovery Media Makerの機能を搭載。リカバリーイメージを組み込んだディザスターリカバリー用メディアを作成しておけば、ネットワーク等が使用できず、システムも立ち上げられない状況でも、メディア単体で復元できる。同社の松井裕行氏は「東日本大震災では、社内にバックアップを置いていたため、社屋が崩壊し対処できないケースが発生しました。こうした教訓から、当社のお客様の中にも事業継続力の強化のためバックアップにクラウドサービスを活用するケースが増えています。この点でも、オンプレミスと同様にクラウド環境へ直接バックアップが可能なActiveImage Protector -REは重宝しています」と語る。
また、ActiveImage Protector -REは重複排除圧縮機能により、保存先のバックアップ容量を大幅に削減できるため、コスト削減という点でもメリットは大きい。さらに、サーバー入替の際に別環境へのマイグレーションを実施する場合も、ActiveImage Protector -REのバックアップ機能を活用することで、作業の手間と時間を大幅に軽減できる。「当社のお客様の多くは仮想化環境に『Microsoft Hyper-V』を利用していますが、ActiveImage Protector -REならホスト環境から仮想サーバーの構成、ファイルまで丸ごとバックアップできます。作成したバックアップから仮想サーバーを個別にHyper-V上へ復元できるので、マイグレーションの際も便利です」(小池氏)
今後も顧客のサーバー入替に合わせて提供
ラネクシーには今後も変わらぬ手厚い対応を期待
日本流通ソフトでは、今後も顧客のサーバーの入替に合わせ、ActiveImage Protector-REを提供していく方針だ。最後に小池氏は「製品の機能やパフォーマンスには十分に満足しています。ラネクシーにはこれまでと同様、充実したサポートを提供してもらえることを期待しています」と語ってくれた。
サポート工数を削減する「かんたん操作」
詳細資料
こちらの導入事例はPDFでダウンロードできます。
お客様概要

日本流通ソフト株式会社
- 所在地:東京都墨田区緑1-14-4 両国TYビル6F
- 設立:1996年10月14日
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:福祉経営・コンサルティング、ソフトウェア販売、ハードウェア・運用保守